第520回例会 : CAE ・情報セキュリティ

CAE ・情報セキュリティ

日時:2025年3月14日(金)13:30~17:00
申し込み/状況 参加人数: 59人

■ 開催日時: 2025年3月14日(金)13:30~17:00 ※受付開始 13:20~

■ 申込締切日: 2025年3月7日(金)
会場定員(56名)・オンライン定員(70名)

場所

京都経済センター   6階 6-B会議室
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地

■ Zoomのインビテーションはログイン後に出欠入力すると、最下部の「イベント回答者用情エリア」に表示されます。

交通手段

・京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」北改札出てすぐ
・阪急電車京都線「烏丸駅」26番出口直結

京都経済センターアクセス

備考

■ 会場の準備後、13:10頃から受付開始予定。会場準備のため13:20頃までは入場できません。

■ 例会担当幹事 : 株式会社GSユアサ 山口氏
■ お問い合わせは 関西設計管理研究会 事務局長 宛 お問い合わせフォームから問い合わせください。

スケジュール

13:30~13:40

事務局案内・会長挨拶

13:40~14:30

【研究発表1】

『弊社のエンジニアリングチェーンにおける新たなCAEを含むDX活用法』

オムロン株式会社
グローバル購買・品質・物流本部 品質技術室 工程品質技術部
技術・知財本部 デジタルデザインセンタ デジタルデザイン部(兼務)
技術専門職 技術士(機械部門)
岡田 浩 氏

弊社では、現場主導でCAEの活用を実施してきましたが、昨今のDX(特にAI)の進化に伴い、新たに、AI×CAEを含むDXの活用を推進する組織を再構築しました。その組織と現場が一体となって、新たな要素技術開発、製品開発プロセスの革新、CAE活用人財の育成に取り組んでいます。
今回は、3年前にご講演させていただいた状況からの変化と取り組み内容につきましてお話をいたします。

岡田 浩氏著書:  

14:30~14:40

次回例会、次々回例会 案内

第521回例会 : ものづくりとAI(立命館いばらきカンファレンスホール)
第522回例会:設計技術3D(DMG森精機株式会社様)

14:40~15:40

【研究発表2】

『2度のランサムウエア攻撃を受けたらどうなるのか!』
  夢伝舎 川崎 敬二 氏(元シャープ)

現在勤務しているいる大学で、3か月という短い期間に2度ランサムウエアの攻撃を受けた。サーバー内データ、バックアップデータも暗号化され、運用保守メーカーからは、ウイルス対策は対象外と言われ、お先真っ暗。
どのように対応し現在に至っているのかを発表します。

15:50~16:50

フリーディスカッション用紙_配布用

【フリーディスカッション】
「設計部門におけるAI活用」
※設計部門以外の方々もいらっしゃるかと思いますので設計に限らず幅広く議論して頂く予定となります

「設計部門におけるAI活用」をテーマにフリーディスカッションを行います。近年、AI技術は設計業務の効率化や品質向上に大きく貢献すると期待されており、実務への導入が進んでいます。本セッションでは、AIを活用した設計の自動化、最適化、品質管理、データ分析などの具体的な活用事例や、導入にあたっての課題について意見交換を行います。AIが設計部門にどのような変革をもたらすのか、参加者同士でアイデアを共有し、今後の活動方針を考える場としたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
(※上記案内文はテーマも含めてChatGPTで生成しました)

Zoom参加者の方々へ
Zoom機能のブレイクアウトルームを使いグループ分けを行い自己紹介やAIに関する議論をしてもらえるようにする予定です
オンラインではありますが、肩ひじはらずにフランクに話をしてもらい交流を深めて頂ければと考えております。

16:50~17:00

会場復帰

17:00までに会場復帰を終えて全員が退室できるようにご協力願います。

 

17:30~19:30

懇親会:

ル ナチュレ
075-354-5168
京都府京都市中京区占出山町320 小島ビル 2F
https://www.facebook.com/Lumierekyoto

イベント・レポート記事

『弊社のエンジニアリングチェーンにおける新たなCAEを含むDX活用法』
オムロン株式会社 岡田 浩 氏

オムロンの事業内容と自身の役割について説明し、CAE(コンピューター支援エンジニアリング)の活用とその課題について議論する。CAEの有効性を高めるためには、ツールの使用方法だけでなく、製品の特性や工学的知識の理解が重要であると強調する。また、CAEの導入には組織的な取り組みが必要であり、経営層の理解や設計部門のマネージャーの協力が不可欠であると述べる。品質、コスト、開発期間、安全性の観点からCAEの有効性を評価し、活用法を検討することが重要だと結論づける。

『2度のランサムウエア攻撃を受けたらどうなるのか!』
夢伝舎 川崎 敬二 (元シャープ)

シャープでのCADステムやデータベースシステムの開発経験し、定年退職後のボランティア活動や教育関連の仕事について説明する。現在、大学の情報メディアセンター長を務めており、大学の現状や課題について触れる。また、コンピューターウイルス、特にランサムウェアの脅威と、医療機関での具体的な被害事例について説明し2度にわたるランサムウェア攻撃に対してどのような対策を実施し、関連する機関への報告などを紹介。

【フリーディスカッション】
「設計部門におけるAI活用」

参加者を4つのグループに分けて議論を行う。ディスカッションのポイントはAIの適用メリットと期待すること、AIで解決したい問題点とあるべき姿、導入に向けての課題の3つを挙げること。AIの活用例として、生成系AIとデータ分析・分類のツールを紹介し、各グループでまとめを発表する。

発表の一例
会議の内容の要約
• コールセンター(コンタクトセンター)の対応業務を効率化し、顧客満足度向上と営業活動への活用を目指している。
• AI(チャットGPT等)を活用し、過去の問い合わせデータ分析、FAQ作成、ベテランの知見の形式知化などを検討している。
• 社内でのAI活用推進には、DX研修、質問力向上、適切なプロンプト設計などが重要となる。
• 情報セキュリティの観点から、社内情報や顧客情報の取り扱いには十分注意する必要がある。
会議で議論された具体的な内容
• コールセンターの対応内容をAIで分析し、ベテランの知見を抽出してFAQ作成や新人教育に活用する。
• 営業担当者が顧客訪問前にAIで顧客のニーズを予測し、的確な提案を行う。
• 設計部門においても、過去の設計資料やトラブル事例をAIで分析し、設計品質向上と効率化を図る。
• AIが出力した文章をそのまま使用するのではなく、人間が最終的な判断や編集を行うことの重要性。
今後のアクションプラン
• 上記の内容を具体化し、AIを活用したシステム開発や業務フローの改善を進める。
• 社員へのDX研修を実施し、AI活用に関するリテラシー向上を図る。
• 情報セキュリティに関するルールを明確化し、安全なAI活用体制を構築する。