第505回例会 : 専門メーカーの研究開発施設見学

工場・施設見学

日時:2022年9月16日(金)14:00~17:30
申し込み/状況 参加人数: 60人

オンサイト開催に加えてオンラインでも開催します。
なお、今後の新型コロナウイルスによる感染状況によっては、開催を延期とします。ご理解ご協力の程よろしくお願いします。

2020年12月に竣工した音と映像機器の専門メーカー TOA㈱ の研究開発拠点「ナレッジスクエア」。
自社の開発者だけでなく、様々なステークホルダーの皆様と新しい価値を共に創り出す「共創」の場として生まれ変わりました。
今回はその研究開発施設を見学させていただきます。

TOA株式会社 ナレッジスクエア特設サイト

■ 開催日時 : 2022年9月16日(金)

■ オンライン参加申込締切: 2022年9月9日(金)

 オンサイト参加申込締切 2022年8月26日(金)終了

※オンサイト参加申し込みは締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。
オンライン参加は引き続き募集中です。

【オンサイト参加申込に関するご注意】
  ・オンサイト参加に限り通常より締切が早くなっておりますのでご注意ください。
  ・オンサイト施設見学については、スペースの関係上 参加者上限は約30名とさせていただきます。
  ・応募多数の場合は、厳正なる抽選とさせていただきます。

■ 例会担当幹事 : TOA株式会社 錦織氏  /  ダイキン工業株式会社 浜田氏

 

場所

■ 会場: TOA株式会社ナレッジスクエア(兵庫県宝塚市高松町1-10)
TOAホームページ https://www.toa.co.jp/

■ オンライン配信: Zoom会議室
★ZoomのミーティングIDとパスワード
例会前日までに事務局より参加者にメールにてZoomミーティングURLとIDとパスワードを送ります

 

交通手段

【アクセス】
・阪急逆瀬川駅より 阪急バス甲東園、仁川駅前行き乗車10分「御所前」下車 二つ目信号右折すぐ
・阪急逆瀬川駅より タクシー8分
・阪急小林駅より 徒歩20分
・JR甲子園口駅より タクシー20分

【お車でお越しの方】
・中国自動車道宝塚I.C宝塚方面出口より陸橋左側道突き当たり左折、小浜交差点直進、宝塚新大橋を渡り市役所交差点左折、二つ目信号右折100m

https://www.toa.co.jp/profile/network/map/toa_takarazuka.htm

 

備考

※今後の新型コロナウイルスによる感染状況によっては開催を延期します。理解ご協力の程よろしくお願いします。

■ お問合せ 関西設計管理研究会 事務局長  河添 俊幸氏
トップページ最下部にある、「問合せフォーム」からお問い合わせください。

 

スケジュール

13:20~13:50

オンサイト参加者受付開始

開始10分前受付完了をお願い致します。

13:40~

オンライン参加者入室受付開始

14:00~14:10

会長挨拶 株式会社LIXIL 垂水氏

14:10~15:00

【見学先会社紹介&テーマ発表①】

『ナレッジスクエア~知が生まれ、知が巡り、知が活きる~』
TOA株式会社
取締役 執行役員 谷口 方啓 氏
知的財産室 室長 下垣 裕一 氏

ナレッジスクエアは、「価値創造」と「共創」を実現する拠点として、「知が生まれ、知が巡り、知が活きる」をコンセプトに2020年12月に生まれ変わりました。
コンセプトを実現するため、活発なコミュニケーション、適業適所、見せる開発といった、働き方を取り入れています。
1934年創業の音と映像の専門メーカーの歴史と共に、ナレッジスクエア完成までと今後の取り組みについてご紹介させていただきます。

※質疑応答時間を含みます。

15:00~16:10

【施設見学】

  • TOAミライソリューション
    技術者が未来の世の中を想像し、自社の技術、社外の知見を融合してつくるソリューション。
    ここナレッジスクエアを実験場に、進化は続きます。
  • オトラボ
    「音」に特化した研究開発を行う施設。
    無響室や、スピーカーの耐久力を測る部屋などさまざまな試験室を備え、TOAの「音」を生み出しています。
  • 各種試験室
    電波暗室、各種耐久試験などの社内試験設備。
    品質の向上を目指す当社の取り組みをご覧ください。

※途中休憩時間を含みます。
※オンライン参加の方も、動画による見学視聴を予定しております。

16:10~16:50

【テーマ発表②】

『失敗事例を踏まえた新たなコンカレント開発を支えるしくみの構築』
ダイキン工業株式会社 空調生産本部 開発企画Gr 築山由美 氏

ダイキン工業では急速なグローバル展開における分散設計拠点体制での製品開発を加速するため、CAD、BOMのデータベースを一元化したグローバル設計情報システムを構築してきた。
その中で3次元モデル、BOMを中心とした開発初期段階からのコンカレント開発のしくみ構築にとりくんできたが十分な成果は得られていない。
現在、CAD,BOMのしくみを刷新するのとあわせて、3次元モデル、BOMを中心としたコンカレント開発を実現するための基盤である3次元図面の展開(図面レス)とCAD構成とE-BOM構成をあわせる(CADBOM=EBOM)に挑戦しているので、そのとりくみ概要を紹介する。

※質疑応答時間を含みます。

16:50~17:20

【テーマ発表③】

『NTT西日本の大型オープンイノベーション施設QUINTBRIDGEの紹介』
NTT西日本 イノベーション戦略室 QUINTBRIDGEオープンイノベーションデザイナー
関西設計管理研究会 副会長
下川哲平 氏

今年3月、大阪京橋に開業した大型オープンイノベーション施設QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)をご紹介します。
総床4000㎡の3階建てに、コワーキングスペース・イベントスペース・カフェ・ファブスペースなどを備えた当施設。最大の特徴は、業界・業種・希望規模に関わらず、「社会課題を解決するビジネスの共創」を目指すあらゆるビジネスパーソンを会費無料で受け入れていることです。圧倒的多様性を確保することで社会に資するイノベーションを起こす。始まったばかりのNTT西日本の挑戦についてお話いたします。

※質疑応答時間を含みます。

17:20~17:30

諸連絡

イベント・レポート記事

万全の感染症対策の中、24名のリアル参加、22名のオンライン参加のハイブリッド開催となりました。

TOAの研究開発の取り組みや先進ソリューションの紹介に加え、新しい研究開発施設の竣工までの取り組みについて発表させていただきました。
ただ建物を建てるだけでなく、自分たちが働く環境を作るため、会社の将来を担う若い社員が中心となったプロジェクトチームにて、レイアウト検討や什器選定などまでを行い、新しい働き方を既設の建屋でトライアルしたり、と様々な取り組みを経て完成した施設です。

他社施設見学はなかなか体験できない貴重な機会で、KEAC例会の魅力の一つでもあります。
一方で今回、皆様をおもてなしさせていただいた立場としても、様々な気づきを得ることができ、まさにGive&Takeの精神を体感することができた例会となりました。

ダイキン様の発表は全てのものづくりメーカーに共通する課題について、業界を先導してかつ独自の切り口で取組まれており、質疑も多く30分では物足りないほど大変興味深い内容でした。
NTT西日本様の発表は「社会課題を解決する人々のために」というこれまでにない切り口のオープンイノベーション施設のご紹介で、まずは訪れて体感したい大変魅力的な内容でした。
両社とも世の中を一歩も二歩も先を行く活動を実践されており、大変良い刺激を受けることができました。
(TOA株式会社 錦織)