第495回例会 : 設計管理【4月中止となった2テーマで開催します】

設計管理【コロナ禍で4/24中止した2テーマを開催します】

日時:2020年11月13日(金)14:15~17:00
申し込み/状況 参加人数: 38人

汎用3DデータフォーマットとしてJISに制定された、「FAV」について紹介いただきます。これまで3DCADの設計データを各工程で利用する際には解析・製造条件・検査・等の様々な派生データを個別に管理することが必要でした。「FAV」による一元管理では工程間の情報共有や、過去情報の効率的な再利用による問題の再発防止、技術伝承など支援できます。
また、高性能・小型化が進展しているデジタル機器の開発における、設計用の3D-CADデータを活用したEMC解析技術開発について、従来手法より直接的かつ効果的に検討時間を削減した事例を紹介いただきます。

 

■ 開催日時: 2020年11月13日(金)14:15~17:00    ※受付開始 14:00~
■ 申込締切日 2020年11月12日(木)
■ 担当幹事 株式会社KYOSOテクノロジ 神田氏 / MAKERS BRAIN有限責任事業組合 河添氏
■ お問合せ 関西設計管理研究会 事務局長  河添 俊幸
コンタクトフォームからお問い合わせください。 https://keac.jp/#contact

場所

オンライン会議室(ZOOM)

★ZOOMのミーティングIDとパスワードの入手方法★
①ログイン後、このページの下部にある参加フォームから参加登録をしてください。
②同ページの上部にある『申し込み/状況』にアクセスしてください。
③MAKERS BRAIN LLP 河添俊幸のコメント欄にIDとパスワードとURLを記載しています。
※稀にIDとパスワードが変更にあることがあります。この場合は③のコメント欄を更新します。

※ZOOMはアプリをインストールしないでブラウザから参加することも可能です。

指定URL画面から「ミーティングを起動」をクリック→「アプリケーションをダウンロードまたは実行できない場合は、ブラウザから起動してください。」の「ブラウザから起動してください。」をクリックしてください。

交通手段

スケジュール

14:15 ~ 14:30

ご挨拶

14:30 ~ 15:30

【研究発表1】

『デジタルモノづくりに変革をもたらす3Dデータ統合管理技術』~世界初の汎用3Dデータフォーマット「FAV」のご紹介~

富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部 テクノロジーデリバリーセンター 3Dデータプラットフォームグループ 高橋 智也 氏

3Dデータフォーマット「FAV」は、CADの設計データを各工程で利用する際に発生する、解析・製造条件・検査・等の様々な派生データを一元管理します。工程間の情報共有や、過去情報の効率的な再利用による問題の再発防止、技術伝承などを支援します。元々は、形状以外の、色・材料・接合強度などの情報まで保持できる3Dプリント用データでしたが、切削・鋳造・解析・AI・等への拡張性が認められ、汎用3DデータフォーマットとしてJISに制定されました。(規格番号:B9442「3Dモデル用FAVフォーマットの仕様」)「FAV」の活用による、より効率的な設計・製造プロセスの構築についてご紹介します。

世界初3Dデータフォーマット「FAV」がJISに制定

https://webdesk.jsa.or.jp/preview/pre_jis_b_09442_000_000_2019_j_ed10_ch.pdf

https://www.fujixerox.co.jp/company/news/release/2019/67655

https://www.fujixerox.co.jp/company/technical/communication/3d/data

15:30 ~ 15:50

休憩 および 雑談

15:50 ~ 16:50

【研究発表2】

『製品開発でのシミュレーション活用について』-フロントローディングに活用できる大規模EMC解析-

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 イノベーションセンター 松原 亮 氏

近年、高性能・小型化が進展しているデジタル機器の開発では、LSIの高速化、低電圧化に伴い、EMC(Electromagnetic Compatibility)対策の難易度が高くなっている。この問題を効果的に解決するため、設計用の3D-CADデータを活用したEMC解析技術開発を行っている。今回、EMC問題である、輻射ノイズと静電気に関して、従来手法より直接的かつ効果的に貢献できる解析手法を開発し、 検討時間を削減した事例をご紹介します。

16:50 ~ 17:00

関西EACからのお知らせ

イベント・レポート記事

汎用3DデータフォーマットとしてJISに制定された、「FAV」について紹介いただきました。これまで3DCADの設計データを各工程で利用する際には解析・製造条件・検査・等の様々な派生データを個別に管理することが必要でした。「FAV」による一元管理では工程間の情報共有や、過去情報の効率的な再利用による問題の再発防止、技術伝承など支援できます。特に既存の情報管理システムにそのまま追加できるデーターフォーマットとしての活用が期待できます。これまでデータサイズが大きすぎて管理できなかったCAE結果などが取り扱いが容易になると思われました。

また、高性能・小型化が進展しているデジタル機器の開発における、設計用の3D-CADデータを活用したEMC解析技術開発について、従来手法より直接的かつ効果的に検討時間を削減した事例を紹介いただきましたが、これまで実機を組立てて専用の測定で行っていた作業が大幅に改善されることに、多くのメーカーから質問が相次いでいました。