第427回例会

東京/関西EAC合同例会 設計管理手法とグローバル技術情報共有

日時:2010年9月10日(金)13:00~11日(土)11:30
申込件数:38

設計リスク管理やグローバル化による情報共有化など、ものづくりを取り巻く環境は日々変化をしています。今回は、2009年9月9日開催の東京EAC第414回例会で発表されたIHI株式会社の統合的設計管理手法の適用例と、海外68ヵ国を超える国々に昇降機製品を送り出している三菱電機株式会社 稲沢製作所の工場見学と取り組み事例紹介から今後の設計管理とグローバル化対応について研究します。

場所

三菱電機株式会社 稲沢製作所(愛知県)

例会会場

交通手段

JR名古屋駅より東海道本線・岐阜行 稲沢駅下車 徒歩約15分

備考

例会担当幹事 : 前川氏(三菱電機情報ネットワーク)・河添氏(富士ゼロックス)      ※駐車場の準備はありませんので公共の交通機関でお越しください。

スケジュール

13:00〜13:15

例会幹事説明 / 東京EAC・関西EAC会長 開会挨拶

13:15〜14:45

【工場見学】
三菱電機稲沢製作所の工場見学紹介VTRと世界最高レベルのエレベーター試験塔【SOLAE】見学と、工場ライン見学

15:00〜16:00

【研究発表1】東京EAC
「統合的設計管理手法(TDM)の構築と適用事例の紹介」

ロケットエンジンのシステム設計をきっかけに構築した統合的設計管理手法(TDM:TotalDesignManagement)について、これまでの検討結果と社内設計適用事例を紹介.本手法は多目的トレードオフ設計/ロバスト設計とリスク管理を組み合わせた方法だが、設計現場で広く使ってもらえるように実用性と設計透明性を特に重視してる。以下の2つのコンセプトが、本手法の特長となる。
①セット・ベースド・デザイン
設計変数と評価指標の両方を属性値に持つ設計解の全体集合(セット)を最初に求め,次に望ましい設計解を設計者と顧客の合意形成の下で選択する設計法。設計解の探索にはフィルタリング手法を用いることが特長。
②モデル・ベースド・リスクマネージメント
設計に用いる数学モデルの式・係数・入力値のうち,設計者が認識する技術的理解が低い項目をリスクとして識別し,r技術理解度×影響度」で定義されたリスクの大きさを許容可能なレベル以下にするリスク低減策を実施するリスク管理手法。
株式会社IHI ものづくり改革推進本部製品競争力強化グループ
主査 呉 宏堯 (くれ ひろたか)氏

16:00〜17:00

【研究発表2】関西EAC
「グローバル技術情報共有の仕組み」

昇降機事業において国際市場で勝ち抜くグローバル戦略の1施策として、多くの海外製造J/Vとの連携を更に強化することが求められている。今回は、設計業務における効率化/スピードUP/品質向上を実現するため技術情報の共有化・迅速化を日本(稲沢)と海外拠点間で行う仕組みをエレベータの生産・設計の特徴とともに紹介する。合わせて、設計効率化のために提供するCADデータの2次流出防止対策を考慮した設計情報共有基盤(グローバルPDM)の取り組みも紹介する。

三菱電機株式会社 稲沢製作所 知的財産センター長 岩田 正一 氏
三菱電機株式会社 ビルシステム業務統括部情報システム部 開発設計システム課長 七野 剛 氏

17:00〜17:05

閉会挨拶

17:15〜18:30

懇親会 例会会場の隣『いなほ荘』  会費2,000円 (当日会場にて集金)

11日(土)9:30〜11:30

【東京・関西EAC合同親睦会】 9:30現地集合 11:30現地解散
産業技術記念館 見学 (名鉄 名古屋本線 「栄生駅」下車 徒歩3分