第426回例会

環境対応と製品の安全

日時:2010年7月16日(金)09:45~16:45
申込件数:45

製造業においては、企業の社会的責任(CSR)を果たし、高まる顧客ニーズに応えるために、安全に配慮した安心できる製品や環境にやさしい製品を提供できる「ものづくりの技術」が求められています。今回は、さまざまな切り口から「環境」と「安全」について、皆様と議論する「場」にしたいと考えています。

場所

ササクラ(大阪市)テクノプラザ4F研修室 大阪市西淀川区竹島4-5-30

交通手段

JR東西線加島駅より徒歩約10分

 

備考

例会担当幹事(萩尾氏:GSユアサ、藤本氏:ササクラ)

スケジュール

9:45〜10:00

連絡事項および開会の挨拶

10:00〜11:00

【研究発表1】
「安全なものをつくる、安全にものをつくる」
製品事故が社会問題になり安全という言葉がTVから聞こえてこない日はありません。安全はブームやトレンドではなく、強く社会から要求され発展し続ける先端技術なのです。2008年度、製品安全対策優良企業経済産業大臣表彰で特別賞を受賞したIDECの安全への取組みについてご説明いたします。

IDEC株式会社 規格安全ソリューションセンター
規格安全推進グループ 栗山 龍起 氏

11:00〜11:50

【デバイス発表1】
「環境配慮型設計を支援するSolidWorks Sustainabilityのご紹介」
消費者の「環境に優しい」製品に対する興味は日に日に高まってきており、日本の設計環境は、高機能・高精度の「ものづくり」から環境にも優しいエコ設計へと変わってきています。「環境」をどう設計段階で取り入れていくのか、ツールの紹介を交えてご説明いたします。

ソリッドワークス・ジャパン株式会社  営業技術部 白神 岳 氏

11:50〜12:35

昼食・休息
昼食(代金1,000円)をご希望される方は、事前にお申し込みください。なお、代金は当日会場受付で徴収します。また、例会当日のキャンセルはご容赦願います。

12:35〜13:25

【デバイス発表2】
「いま考えるべき品質マネジメント改革」
最近取りざたされているリコール問題の影響かもしれませんが、品質保証部門から品質改革に関する問い合わせやコンサルティングの依頼が増加しています。今回の発表では、過去の品質問題の原因や背景を考察し、グローバル環境での設計開発のあり方や、品質管理の課題についてまとめていきたいと思います。

日本電気株式会社 コンサルティング事業部
NCPシニアビジネスコンサルタント 三河 進 氏

13:35〜15:45

【工場見学】
製造工場ならびに研究施設(テクノプラザおよび音響試験設備)を見学します。

15:45〜16:45

【研究発表2】
「環境物質辞書のからくりとグローバル対応への展望」
EUでは電子電気機器への有害物質の使用を制限するRoHS規制、化学物質の安全性の評価を義務づけたREACH法を定め、化学物質による環境汚染を防止するための法規制が行われています。一方、日本では化学物質審査規制法の改正で対応しようとしている背景の中で、化学物質情報を標準化した環境物質辞書が電子情報技術産業協会で構築されていますが、 電子電気分野に限定され、それ以外の分野への適用予定はありません。しかし、その適用範囲を拡げることは可能であると考えています。このような視点から、企業は環境物質辞書にどのように対応し、またグローバル展開を具現化するか、環境物質辞書編纂と適用を考察します。

財団法人 新産業創造機構 主席研究員 棚次 三郎 氏

17:30〜19:00

【懇親会】
JR尼崎駅近辺のお店にて開催予定